しっかりじっくり話し合う活動が基本

2020年06月14日
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ソロもあれば、家族との終活もありますが、介護や医療現場での終活も少なからずあります。どういった人との関わりにおいても重要視したいのが『エンディングノート』の存在です。これさえあれば、自分の最期を誰かにしっかり託すことができます。

もちろん、弁護士が作成した遺言書のように法的に有効とはならないものの、意思を伝えるには十分ではないでしょうか。例えば、身よりのない人も少なからずいらっしゃいますし、子どもがおらず、託す相手がいないのなら、死後の事務手続きを誰にお願いすべきでしょう。

行政でしょうか、賃貸アパートや老人施設ならば、大家さんや経営者の方々になるかもしれません。保険についても金融機関に連絡をしなければならず、そうした契約書類などはひとつにまとめておいたり、保険の窓口などでも終活について相談役になってくれますから、まずは、誰かに相談しましょう。

家族や親戚などがいるのなら、家族と一緒にエンディングノートを埋めていきましょう。真っ正面から『死』に向き合うことなど普通はできません。なかには、家族で交換日記のように言いたいことややりたいことを書いては実行することもある話しです。

親子で取り組むからこそ、いつか必ず訪れる別れの際に、しっかりした別れができずとも、後悔はしない話しです。家族がいるのならば、さらに介護や医療の手を必要としているのなら、延命治療を望まれるのか、そこもしっかり確認しておかなければならない活動内容です。もちろん、身よりがなく、病院で最期を迎える方も同じく、今は、臓器提供の意志表示をする方も少なからずいらっしゃいます。これは、家族がいるケースならば、必ず家族にも提供したい旨を伝えておきましょう。もしかしたら、亡くなってすぐに臓器提供の手術などが行われることになれば、変わり果てた姿で家族のもとに戻ってくることもなきにしもあらず、そこまで十分に話し合いましょう。

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